退会
3年半通ったスポーツジムを退会した。
もともと、スタジオレッスンは滅多に利用しない。
外を走ることが多くなってからは、週に一度+αの筋トレが中心の利用になっていた。
あいさつを交わす人が数名いる程度で、特別、人付き合いもない。
よく考えて、十分納得して出した結論なのだが、いざとなると寂しいものである。
☆ ☆ ☆
それまでは別人だった。
夫婦とも残業の多い業種であり、揃って食べる夕飯は深夜に及ぶことも珍しくなかった。
夜中にラーメン。さらに、ビデオを見ながらおやつを食べる。そんな日々が続いた。
酒こそ飲まないものの、喫煙習慣は抜けず、運動は全くしない。
まさに、生活習慣病へまっしぐらであった。
そんな生活に、自分でも嫌気がさしていたのだろうか。
ある日、妻と共にスポーツジムの戸をたたいたのである。
ジムへの入会は、大きな転機の一つであった。
今は、嫌煙者であり、和食中心の質素な食事を好むランナー。トレーニングをすることが当たり前の日常になっている。
人は、かくも変わるものなのである。
そのきっかけを与えてくれたという点において、ジムの存在は思い入れが強いのである。






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